2020.11.7
第1回次世代教育フォーラム
第1部『これからの教育において、主体性が重要とされる理由』
 
   京都芸術大学副学長 本間 正人 先生
教育学から学習学へ
  ・人間は「学ぶ存在」(ホモ・ディスケンス) 
  ・「学ぶ=学校で教わる」という誤解
    今、オンラインで吉本の芸人さんが面白可笑しく授業をしている
  ・いつでも、どこでも「学べる=探究できる」
  ・学ぶことは楽しいこと
  ・興味関心が喚起された楽しい学びは残る

学習学の3つの柱
  ・Life-long (生れてから死ぬまで)
   Life-wide (どこでも)
   Life-deep (一瞬が全人格を映し出す)(一瞬が全人生に影響を与える)

学校教育は、。期間限定
   古典的な学校教育の守備範囲 6歳~22歳
   18 20 22のライン 最終学的と呼んでいる
   最終学歴ではなく、最新学習歴の更新が人生を豊かにする

「教育学」から「学習学」へ
教育学 学習学
指導者 Teaching(teacher)
講義形式で知識を教える
「正解」「試験」がある
 ⇒Eラーニングへ
Facilitating(Facilitator)
1対多の集合研修の中で
学習者の学びを促進する

Coaching(Coach)
1対1の個別指導で
自発性・可能性を引き出す
学習者  Being(Teacher)
受け身で教わる
Learning(Active Learner)
自ら主体的に学ぶ
  人生は生れた時からアクティブラーナー

日本語の活用は難しい
    1本p 2本h 3本b 4本h 5本h 6本p 7本h 8本p 9本h 100本p
            3伯p

日本語で数字を読むと
    レイ、イチ、ニ、サン、、ゴ、ロク、シチ、ハチ、ク、ジュウ
    ジュウ、ク、ハチ、ナナ、ロク、ゴ、ヨン、サン、ニ、イチ、ゼロ

    異なる読み方をするものがある
    自然と学ぼうとする

    この後も学び続けることが大切

   英語の学習
    2時間~4時間とか限られた時間で、知識を与えるのではなく
    学ぼうとする子を育てられるか

Teachingとは、均質な子が前提
    30人を1人の人が教えている
    はみ出る子がいる
    人生100年時代を見直すと、
    18歳をここで最終学歴とするのはどうなのか

Facilitation 学び合いをサポートする
      これからは、ファシリテーションが大事。
  そのためには、五感、体験、体感が大事。
 
学習者は自ら主体的に学ぶActive Learnerとなるべき
  コーチングが必要
    コーチングとは持っているものを引き出すということ
      自発性、可能性、学ぶ意欲、潜在力   
    1対1で個別のサポートをする  
      話を聞く(傾聴)・質問
      誉める・叱る⇒承認
    コマンディングが大事に
      指示・命令では動かない
      意欲・気持ち・自発性が大事に
 
探究学習の時代
   江戸時代は戦闘能力が大事だった
       「できる」とは戦いに強いこと
   第二次大戦後75年たち平和な時代
       正解が一つに決まっている
       ペーパーテストで点数が高い子がいい子
   昭和⇒平成・令和
       正解に早く
       学校歴ピラミッド
       しかし、正解が1つのものを答えるのはAIの方が得意

  ・AIが進歩する⇒人間に求められる力が変わる
   1)0→1 新しいオリジナルのものを生み出す力

   2)五感を駆使して、感動して発見する力
        五感を磨くことは、オンラインではできない
   3)物事や体験に意味を見い出し、意味づける力
        AIはパターンを認識、意味づけはできない
        仕組みをつけることはできない
   4)人間関係を構築し、深める力
        これまでは個人主義、競争原理
        社会に出ると、チームでの仕事が大事に
        困難を一人で抱え込む人が多い
        これまで「相談していいよ」というメッセージが弱かった
   挑戦しようとする力が大事
        言われたことしかできない
        コマンドを入れないとできないロボット化している

   ゲームばかりしているという声を聞く
        どんなことに興味・関心を持っているか示さない
        どんなゲームが聞いてみるとどうですかと答える
        感心を持つと話が進む
        主体性が生まれてくると、それ以外のものにも興味を示せるように

   学習資源はどこにでもある
       高校生・大学生から学ぶことはたくさんある

当事者が改革者に
   ・現在のが゛っ公教育の影響を受けているのは、現役の生徒・学生
      ⇒改革力が弱い
   ・大人になってから  
      ⇒情熱が冷める
   ・影響力を持つ頃には
      ⇒時代遅れ
   ・当事者自身が一気に改革力を身に付けることが大切
  
    11月3日にエデュケーションサミットが開催された
      今をネットを使って、大臣に直接提案ができる時代に

探究学習のポイント
  ・教育者が率先垂範すること
  ・自分自身がアクティブラーナーに
  ・自分の興味・関心のテーマでやってみよう

  大学を選ぶことを探究のテーマにしていく
    親の25年前、30年前のイメージでは古い
    AO入試、総合型選抜

Try and Errorではなく、 Try and Lean
    質の高い未成功(Pre-success)を踏み重ねていくことが
    探究学習を成功させる道
    学び・気づき・発見がある
   

第2部『大学改革と入試改革のゆくえ~高大接続改革の現在地~』
リクルート進学総研「カレッジマネジメント」誌 小林 浩 編集長
社会が変われば、必要とされる資質・能力が変わる
これまでの社会
 工業化社会
 生産年齢増加(人口ボーナス)
 欧米をキャッチアップする社会
 大学進学率<50%(リーダー育成)

 知識・技能の「習得」と「再生」
 「情報処理能力」
 (早く効率的に答えを求める力
 一つの正解
 同質化社会でつみあげるキャリア
 同一文化の中で暗黙の理解
これからの社会
 知識基盤社会
 生産年齢人口急増(人口オーナス)
 グローバルに多様化する社会
 大学進学率>50%(ユニバーサル化)

 知識・技能の「活用」
 「情報編集力」
 (思考力・判断力・表現力)
 複数の納得解
 自分のキャリアを切り拓く力
 異文化の中での多様性の許容
グローバル化 技術革新・IT化
変化が激しい、予測できない社会において、必要とされる能力は?
  能動的に「生涯学び続けらる人=アクティブラーナー」の育成 

    身に付けるべき力= 学力の3要素

高大接続および大学入試のゆくえ
「新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について」中教審答申(こちらから

入試改革ではなく教育改革

高校教育の改革
 学習指導要領の改訂の方向性 (こちらから
      高校のの教科・科目構成

 自ら問いを立て、解決できる人間
   ⇓          ⇓
 課題発見(WHY)・課題解決(HOW)

 高校での授業中の指導内容の変化
    20世紀型   成長社会(知識の詰込み・講義型)から
    21世紀型   成熟社会(主体性育成・体験型)へのシフト

 探究学習とは
   探究のプロセス
       

  高大接続システム改革会議「最終報告」(こちらから
高等学校教育の質の確保・向上に向けた全体的な取組について
 大学教育、大学入学者選抜の一体的改革
 
「三つのポリシー」に基づく大学教育改革の実現に向けて (こちらから