2020.9.7
ブレトポス会議
16:00-16:15 オープニング  
  島 裕 FCAJ理事

ビテオメッセージ
  ヘンリー・ウィルアム・チャスブロウ バークレー大学教授

16:15-16:25

トポスとその新展開
  紺野 登 FCAJ 代表理事

16:26-16:44

基調講演1
 「Wisdom Togetherの試み
  ーなぜビジネスマンがグローバルな対話の場を必要と感じたのか ?」
  アルフレッド・トーレ Wisdom Together代表
智恵の世界を創ろう
  智恵は、命の源。
  知恵を寄せ集めることが大切。
共感と利他主義に基づき活動する

今は、生態との分断、社会的分断、精神的分断が進んでいる
 
  今  →今後、求められるもの
 変動性→ビジョン
 不確実→理解
 複雑  →明確
 曖昧性→機敏

集団としてレジリアンスを高める必要

直観を信じる
 

16:45ー17:055

基調講演2
 「人間の持つ本質としての共感力、場の意味合いは何か? 」
  野中 郁次郎 一橋大学名誉教授
エジンバラでの会議
 ■株主価値最大化野否定
 ■顧客第一主義 
 ■従業員の復権
 ■資本主義の道徳論
 ■パンミュア・ハウス宣言
 「国際的リーダーは方針や意思決定の基礎を倫理に置き、自由民主主義のシステムやコミュニティの幸福に対する道徳的コミットメントを重視する。資源配分を導く市場と価格やすべての人々のために成長と繁栄をもたらす公的・私的投資における長期的視野を尊重する」
  
現代の経営の危機
 3つの過剰
  ・オーバーアナリス(過剰分析)
  ・オーバープランニング(過剰計画)
  ・オーバーコンプライアンス(過剰規制)

身体性の復権
  人間の心は身体に根差し、共感させることにある
  ミラーニューロンの発見
    脳内には他者の行為を見て、言語を媒介にしなくても相手の意図を感じさせる
    細胞がある
  GRIT(やり抜く力)

SECIモデル
 共同化(S)・・・現実を感知したり相手の視点に立って暗黙知を獲得(共感)
   ⇓
 表出化(E)・・・対話などで本質をつかんで喩えや仮説で形式知にする(概念)
   ⇓
 連結化(C)・・・異なる形式知を組み合わせて体系的な組織知を生み出す(理論)
   ⇓
 内面化(I)・・・理論や物語を物語を実践し、組織知を、組織知を個人に落とし込む(実践)
 
今後、大切になるもの
 1.共通善
 2.人と人との関係を生きる共感
   個人の主観⇚対面で共創する相互主観⇒大きな組織で共有する客観  

   場:共有された動的文脈
     例 ホンダの2つのワイガヤ
   クリエイティブペア
 3.自律分散系組織による全員経営
   アジャル・スクラム・プロセス
  
 実践知リーダーシップ 
  知識から知恵へ

戦略の本質
 「賢慮資本主義」の時代へ
  戦略とは、
  ・「共通善」を掲げ、その実現を志向する人間の「生き方(a way of living)の物語である。
  ・一人一人の生き方を 相互主観を媒介にして組織の客観と昇華し、
   新しい現実を共創する集団的な意味づけ・価値づけを行うことである。
  ・主観的な過去・現在・未来の幅のある現在の時間軸で、文脈に応じて
   「いま・ここ」の判断を行い、変化の只中でよりよい真・善・美を追求する
   オープンプロセスである。

 
ナラティブ・アプローチ
  ナラティブは筋(プロット)と台本(スクリプト)で構成される。
   プロット・・・物語の筋(一貫性をもった出来事の組み立てと時間の設定)
   スクリプト・・筋を実行する典型的な行動指針
          実践を通じて、組織を形作る「型」となり制度化される
          (クリエイティブ・ルーティン)

二項対立から二項動態の経営へ
  暗黙知と形式知、感性と知性、アナログとデジタル、安定と変化は相互補完関係
  対立しつつも一つの事情に共存する
  つまり、物事や問題を二項対立としてとらえるのではなく、二項動態としてとらえる
  その中で、双方を両立させ、全体の調和を追及する

  二項動態ときは、嵐の中を帆船で航行するようなものである。
  表面上、常に傾かず、真っ直ぐに航行するためには、刻々と変化する状況に応じ、
  一時も休まずに調整する必要がある。

SECiスパイラルモデル
 経済合理的な形式知と経験値や感から生まれる直観・暗黙知を統合し、
 共通善の実気に向けて、個別具体の文脈に応じて、やり抜いてしくのが実践地である。

17:10ー17:50

ダイアログ
  アルフレッド・トーレ Wisdom Together代表
  野中 郁次郎 一橋大学名誉教授
  紺野 登 FCAJ 代表理事

17:50-17:55

総括
  野中 郁次郎 一橋大学名誉教授
 これからは、共感とエンパシー。
 何のために存在するのか。パーパスが必要になる。
 真善美の追究、人間観が大切に。
 これからは生き方が大事になる。
 ベター、ベターに向かっていくことが一つの方向に。
 生き方、存在意義が問われる時代になる。

17:55-

今後のトポスについて