2020.7.31
出版記念オンラインセミナー「問う力」は最強の思考ツールである  vol.2
 進行
   吉岡 太郎 株式会社エイチ・アール・ディー研究所 主任研究員
   井澤 友郭 こども国連環境会議推進協会 事務局長
そもそも「問い」とは何か
  疑問形
  答えを求めたい意思
       
なんであなたは○○なの?  問いではない
        誰に向かって話しているの?  
問いではない

  
良い問い・悪い問い・魔法の問い ×
  
問いたい内容が届くかどうか
  何を書いたのか?
  問いをつくれるようになる本
  
 三種類の問う力
   一人称の問い・・・ひとりで考える 何か問いをつくっていく
   二人称の問い・・・一対一 私があなたに対する問いかけ
   三人称の問い・・・私があなたたちに対する問いかけ

問いの2つの要素
   言葉・主体をうまく選んで個々の問いをつくる 
言葉を重んじることが大切
      答えやすい問いから
      思考の領域と問いをつなげるように
      日本語は文脈を重んじている
       示されないと忖度が発生しやすい
       今、あなたが思いついたことを
   問いを組み立てる
      スモールステップ、 ステップ バイ ステップ

 思考・問いの領域を理解する

2人称の問いとは?
 2人称の問いは相手が存在する問い。
 あなたにとっての“相手”は誰? 
 あなたが先生なら、相手は生徒かも
 あなたが営業担当者なら、相手はお客様。
 あなたがカウンセラーなら、相手はクライアント
 あなたが親なら、相手は子供。
 あなたが上司なら、相手は部下。
 これはその逆もあるかも。
 場合によっては、相手は“気になるあの人”であることもある
 それでは、そんな相手に対して、どんな状況で問いが必要になのか?

こんな使い方:情報を引き出す
 どんな立場でも、相手から(相手が知っていてまだ知らない)情報を引き出したいという状況はある。
 特に、その情報をもとに、何らかの判断をしなければいけないなら、できるだけ正確な情報が欲しいところ。


こんな使い方:相手の行動に影響を及ぼす
 相手がアドバイスを必要としている状況というのもある。
 この場合、単に情報として正確というだけではなく、
 相手の感情やあなたとの関係性などが、さまざまな影響を及ぼす。
 営業担当者なら、お客様の行動を促したいという状況がある。
 逆にこういう行動を止めさせたいということなら、
 生徒相手、子供相手でも当てはまる状況がある。
 相手が“気になるあの人”であったら……。
 さまざまな情報も引き出したいですが、どこかに一緒に行くという行動も促したくなる
 一番求めたいのは、多くの会話を通じて信頼関係を築くこと。

まとめ
 2人称の問いはどのような効果をもたらすのか 
 • 相手の情報・情況を得る
 • 相手との信頼関係を築く
 • 相手の認識に影響を与える
 • 相手の行動や判断を助ける

  “情況”とは客観的あるいは事実的な“状況”だけでなく、
  関係者の感情や関係性なども含む意味
  これこそが1人称の問いに比べて、2人称の問いが難しい一因。
  対象がモノやコトではなく、意思や感情を持つ人であるからこそ、
  相手を考慮した問いづくりが必要。

2人称の問いは“問う”ことだけでは、その効果は発揮できない。
 “傾聴”がセットでないと意味がない。

傾聴とは何か?
  傾聴は英語では、“Active listening”
  積極的に聴くことです。
    “積極的に聴いていない”様子をイメージ
       ・何かをしながら聞いている
       ・話し手のほうに顔を向けていない/見ていない
       ・反応しない/言葉を返さない

     傾聴は
       ・手を止めて、話し手に集中する
       ・体も、顔も話し手に向ける
       ・言葉で、態度で反応を返す

    1 on 1 ミーティングなどでも「週末は何をしていたのか?」という何気ない問いに「久々に映画に行きましたよ」という返答があったとします。ここで「そう」とだけ応えて、次の話題にいってしまっては「ああ、わたしの話には興味がないんだ」と相手は感じてしまう。

傾聴しないことの相手への影響
  傾聴をしたら相手への興味が伝わります
  それどころか、相手への興味がないことが伝わってしまう
    せっかく信頼関係を深めるために問いを投げかけたのに、
     答えに興味を持っていないことが相手に伝わってしまう
     相手はもう本音で答えたくなくなってしまう。

    あたり障りのない答え、
    “問う側が答えて欲しいと思っていること”を忖度して答えるようになる。

    コーチングでは、“傾聴8割、質問2割”と

あいずちは”さ・し・す・せ・そ”
  ・さすが!
  ・知らなかった!
  ・すてき!
  ・センスいい!(これだけはなんとなく無理やり感がありますね)
  ・そうなんだ!

  2人称の問いは傾聴とセットで機能します。