2020.7.31
ニューノーマル時代に成果を出すモチベーション管理の秘訣
講師
   木下 晴弘 株式会社アビリティトレーニング代表取締役
ポイント1 リモートで成果を出すなら マネジメントは対人ではなく対仕事

 生徒の実力が伸びるのは 次のどちらでしょう?
  A. 授業中
  B 自習中


  B です。

 生徒をマネジメント❌
 成績をマネジメント〇
 
 陰で支えてくれている人のモチベーションをアップする必要
 リモートの場合 人をマネジメントするのばてなく、仕事をマネジメントする
ポイント2 モチベーション管理は 外発と内発の2本立て が大切

持ってもらいたい2つの視点
   ①願望に惑わされず  ➁現象に惑わされず


①願望に惑わされずとは、自然界の法則に従うこと
 例えば、親象が子象と一緒に草場にいたら、
       そこから逃げずに子どもに餌を与える
       チーターが、子どものチーターと一緒にいて、餌を見つけたら
       親がエサを取りに行く

       ランニングをしていた男女が、倒れた。
       女子は助かるが、男子は助からない。
       女子は母体を守るということで、先に倒れる。
       男子は、ぎりぎりまで頑張り続けるので、倒れた時には手遅れとなる確率が高い
 
 トラブルが起きている時、自然の法則に逆らっている

 水は高きから、低きに流れる
    逆らうことはできるが 労力がかかり、益は少ない
    マンゴーの種を北海道に蒔いても、発芽しない 
    発芽条件に合わない
 人材も同じ
    根が深くならないと、倒れる
   
 
  種から林檎を育てる場合、土を改良したり、肥料を与える。
  害虫にやれるので農薬をまく
  しかし、出来た林檎は、弱い。
  そのままにすると果物は腐ってしまい異臭を放つようになってしまう。
  腐るということは不自然の証

  人材が腐るのも不自然の証
  
  奇跡の林檎と言われ、 絶対不可能と言われた林檎を育てた 木村さん
   農薬の散布、化学肥料は効率はよい。しかし、腐る
   木村さんの林檎は腐らない

②現象に惑わされず、本質を見抜く 
   ニキビは現象、
     本質はニキビのできやすい体質
   現象を追うといたちごっこ  
   本質に切り込めば現象は消える
  
  現象は目に見えて、変化する
   本質は目に見えず、変化しない


  水、氷は現象、本質は空気
 
  クレームは現象
  本質は、クレームを生み出す、目の前の組織風土
   
  車を買うという現象 
  本質は、
    優越感なのか 移動手段なのか 時間・空間を購入するため
    家族の絆  ライフスタイル
 本質を見抜くことが大切


やる気を向上するためには
 やる気を出すには、テンションモチベーションパッションがある
 モチベーションには、外発的なものと内発的なものがある。
   外発的モチベーション・・・・お金・ゲーム・ほめられたい等
                     成績評価 人事考課・給与査定 等
   内発的 モチベーション・・・何のために生まれてきたのか?
                     意味を見いだす力
   意味を見いだせると頑張れる。
   その人の存在に意味があるか
    意味を伝える 他人のためだと頑張れる

 内発的なモチベーションが長時間持続するとパッション に

松下幸之助さんが自社工場に出かけた際、電球を磨いている現場でのこと
 「ええ仕事やなぁ」
 「ええ仕事や。あんたらが磨いている 電球は、どこで光るか知っとるか? 」
 「山間の村には、まだ電気が 通っていないところがいっぱいあるわな 」
 「そこで暮らす子供たちは、夜になって暗くなれば、外で遊ぶことも読書もできなくなり、
  あとは寝るだけや 読書は人間の心を 豊かにしてくれる。
  その本を読んで彼らが未来を夢見て 心躍らせ
  『ああ僕も大きくなったらこうなろう、ああなろう』と そう思わせてくれる
 「読書も 日暮れとともに終わりや」
 「もう少し続きが読みたい。でも暗くて読めない」
 「んな時あんたらが磨いた電球が「ポッ」とともりよる 」
 「その電球の下には、彼らがこれから読みたいと思っていた活字がはっきりと見える」
 「 彼らは再び本を開き、夢の世界に心を躍らせることができる」
 「あんたらのしていることは、子供たちの夢と未来をはぐくむええ仕事や」と。
 電球を磨いてい人たちのやる気が起きたのは言うまでもありません。

 どれほど意味があり、どれほど他の人を幸せにできるか

 テンションは、瞬間的
 外発的モチベーションは一次的     現象
 内発的モチベーションは半永久的    本質


 「お小遣いをあげるから勉強を頑張りなさい」では、勉強の意味を見いだせない。
 
 外発的モチベーション
  ・顧客から感謝されたとき
  ・仲間から感謝されたとき
  ・自分の成長を実感したとき
  ・それと連動した報酬
 内発的モチベーション
  ・「なぜ?」を何度も繰り返す。
  ・究極の条件設定を行う


ポイント3  目的が変われば人生は変わる

目的と目標の分離

 目的(何のために) と目標(何を目指す) がある

 目的が人生を変える
  例:あるアメリカの鉄道会社の社長が、現場の視察に出かけた時の話。

 線路の修繕の現場を視察した時、一人の作業員が近づいてきました。 見ると、約10年前、鉄道作業員としていっしょに働いていた友人でした。 その友人は今も作業員をしているようでした。 彼は次のように話しかけてきました。
 「君は随分出世したね。君が社長になった時は驚いたよ。 10年前は、お互い50ドルの日給をもらうために働いてたのにね。 」
 その社長、曰く
 「そうだったのか。君は50ドルをも していっ らうために働いてたのか。 私は10年前も今もこの鉄道会社のために、そして、世の中の人 たちに快適な移動や旅をしてもらうために働いてるんだ。」と。 (長野県 上田情報ビジネス専門学校 比田井和孝 先生 比田井美恵先生 の話から)  

ポイント4  常に目的と目標を分離する

 目的と目標の分離
目的(何のために)    目標(何を目指す)
いい学校に入る
就職する
母にプレゼントを買う
お金持ちになる
住む人の幸せ
安全な社会を目指す
毎日8時間勉強をする
英検1級に合格する
貯金をする
休まず仕事をする
一級建築士になる
警察官になる
目的には4種類ある
目的に終わりがある 目的に終わりがない
自分 いい学校に入る
就職する
お金持ちになる
他人 母にプレゼントを買う 住む人の幸せ
安全な社会を目指す
 
目的に終わりがなく、他人のための目的をもって行動する  内発的
 ・顧客から感謝されたとき
 ・仲間から感謝されたとき
 ・自分の成長を実感した時
 ・それと連動した報酬
連動する
人を感動させる  外発的
 

ポイント5 自分が源泉という捉え方

自分が源泉という捉え方
 シンプルなルール
「自分の周りに起こる出来事は 自分が創り出した結果である」 という立場をとること

授業がうまくいかなかったとき、鈴木博先生(シナジー・スペース株式会社 代表)に相談した。

 鈴木「授業がうまくいかないって悩んでるんだろ? 」
 木下「そうなんです!モチベーションの低い クラスで...困ってます」
 鈴木「その状態をもし、はるちゃんが創り出しているとしたらどうだい?」
 木下「何ですって! 僕が頑張ってるの、ご存知ですよね?
     授業聞かないのは生徒じゃないですか! 僕は悪くない!悪いのは生徒ですよ!」
 鈴木「 おいおい、俺は『良い』『悪い』のジャッジなんかしてねぇよ 
     もしはるちゃんが創り出しているとしたらという仮定の話だ 」
 木下「いや、でも」
 鈴木「なら表現を変えよう。たぶん生徒が創ったその現状を
     敢えて自分が創ったという立場で向き合えるかい?」
 木下「生徒が創ったものを僕が創ったと 考えて、何かいいことあるんですか?」
 鈴木「生徒が創るものを止められるか?変えられるか?
     何をしても生徒はそれを創り続けるぜ。
     でもはるちゃんが創ったと考えれば、はるちゃんに止める力も、
     変える力もあるってことになるよな」
 木下「ん?もう少し詳しく教えてください」
 鈴木「はるちゃんは、カンボジアで起こっている内戦を自分が創り出したとは考えてねぇだろ?」
 木下「はぁ~? 創り出してるわけ無いですし~(笑)」
 鈴木「いいんだよ。でも、一つだけ言い当ててやろうか
     君はその内戦を自分が創ったとは考えてないから、
     それを何とかしようとする行動を一歩も踏み出さ ないまま人生を終えていく。
     どうだ違うかい?
    人間というのは、目の前の出来事を 俺のせいじゃねえ!『あいつのせいだ』
    『環境のせいだ』と他のせいにしたとき、それに対する主導権も影響力も全て失い
    無能な傍観者に成り果てるんだよ。
    でも授業がうまくいかないのは、地球の裏側ではなく、目の前で起こっている事だろ
    ならばせめてそれぐらい、自分が創ったという立場で解決への一歩を
    踏み出してみないか?
    はるちゃんが、あるチームのリーダーだったとしよう
    でもうまく成果が上がってねぇんだ
    よく見りゃメンバーのA君が1人サボってる このとき、はるちゃんはA君のことをどう思う?
 木下「そりゃ、A君がサボっているから 成果が上がらないって思います」
 鈴木「うん、そう思うよな。
     でもはるちゃんがそう思った瞬間、 はるちゃんは何を認めたことになるかわかるかい
     A君がサボっているから。このチームがうまくいかない
     A君が真面目に取り組めばうまくいくのに
     つまり、このチームがうまくいくかどうかの
     主導権は全てA君が握っていて 僕は何の主導権も持っていない 
     単なる傍観者なのです

     はるちゃんは、これを認めたことになるんだよ
     チームがより良い方向に変わろうとするとき、
     一番手っ取り早いのは、最も影響力のある人間から先に変わること。違うかい?
 木下「いえ、そうだと思います」
 鈴木「はるちゃんは、それを生徒に置いちゃったな」
     だって生徒が真面目なら授業はうまくいくが、そうでなきゃ、授業はうまくいかないんだろう
     つまり授業がうまくいくかどうかの決定権は全て生徒が握っているってことを
     自分で認めたわけだ。
     つまり、はるちゃんのクラスでリーダーは生徒だ
     リーダーを変えればチームは変わる。 だから、いっそ生徒全員退塾にしなよ
     そして何も言わなくても、ペンを握る生徒ばかり 集めてこいよ。
     さぞかし授業はうまくいくだろうよ でもそれは君の力ではない。 すべて生徒の力だ
      はるちゃんはそんなに無力な存在なの?
     そしてその認識のままこれからも生きていくの?
 木下 唖然
 鈴木「いいかい、どんな人間でも、その人の人生において、リーダーはその人自身なんだよ
     つまり自分の人生に最も影響力を持つものは、自分なんだ
     そして君が思うより、君ははるかに強い
     だから君の人生に起きる出来事を必ず君は変えていける
     それが「自分が源泉」という捉え方なんだ」
     自分に起こる不幸な出来事を他のせいに した瞬間、人は自分の力を見失う
     そして、それに支配されたまま人生が終わる
     あいつさえいなければ・・・ あんなことさえ起こらなければ・・ってね」
 木下「おおお・・・
 鈴木「どんなに辛いことが起こっても、それを 乗り越える力が自分にあると思えれば
     そして、そこから一歩を踏み出す勇気さえあれば
    『あの出来事があってよかった』と 言える日が必ずやってくる
    はるちゃん、自分の人生を生きてみないか? 君にしか歩けない、君だけの人生を

自分がの周りで起きている出来事を、自分が創り出した結果であるという立場をとる
俺のいる組織で あんなまずい事 が起こった...   俺のいる組織で まずい事が起きているようだな~
これを創り出 したのは... 俺だ... これを創り出したのは、 俺だよ!俺
俺はなんて ダメなリーダー(メンバー) なんだ だからさあ 俺が変えてやるよ!
見ておれよ~
折れの影響力
絶大だぜ
振り込め詐欺防止のCM
 ある日、年老いた母が振り込め詐欺にあってしまう
 母「お前のために」
 子「連絡してよ」
   他人事だった。母が連絡してこないからいけないんだ。
 母「あんたが助かればよかったと思った」
 子 俺に未然に防ぐ力があったら
   それから毎日電話をするように
   自分が源泉だったと 
辛いできごとたくさんある
 コロナ禍を乗り越える力は自分にあると捉えられるんかどうか
 目の前に起こること、
  それは僕の課題だと捉えられるかどうか
 
 今の自分は過去に選び取ったことのトータルとして現れている
  これから選び取ることは10年先の姿となる
  僕には課題を乗り越える力がある

誰の役にも立たない仕事はない
 
人は、自分の存在価値に気付いていない
 その人の価値を見いだして認めること
 「素晴らしい」という言葉ではない
 嬉しいのは、俺は存在していて良かったということ
 つまり「いてくれてありがとう」と伝えることが大切